AIコーディングから1年たった近況
これを書いてからもう1年が経ってしまった。久しぶりのポエム枠です。
最近はClaude Sonnet 4.6やOpus 4.6などを使っているのですが、これはもうフーディンと仕事をしている気分です。ちなみにフーディンのIQは5000です。 適切にコンテキストを与え、ナビゲートしてあげれば人間を超える成果を出してくれる。ピカチュウピカチュウ言ってた頃からはだいぶ遠いところに来てしまった印象です。 あとはサーナイトみたいなシンクロ特性を兼ね備えていればコンテキストをわざわざ与えなくてもよくなるので完璧です。 もちろんシンクロみたいなものはLLMそのものには期待できないけど、世の中のAIサービスはパーソナライズに力を入れているので 使っていくうちにどんどんシンクロする感じは出てくるんだと思います。科学の力ってすげー
以前だと実装コストが高すぎて諦めていたものがLLMの力を借りると割とリーズナブルに実装できたりして、実装するしないのトレードオフの位置が変わってきた感じがします。 最近 [SPARK-56227][CORE] Fix GcmTransportCipher to correctly handle multiple messages per channel by aajisaka · Pull Request #55028 · apache/spark · GitHub こんなパッチを書いたんですが、LLMがなかったらおそらくコスパが悪すぎて諦めていたでしょう。 とはいってもトレードオフの位置が変わっただけで、やりたいことを全て実装するのが正義だということではありません。 実装するとメンテナンスしないといけないしAIコストもかかってくるので、限られたリソースで何をやるべきか判断するのが大事なのは変わっていません。 むしろ実装コストが下がったので判断の比重が上がったと言えるような気がします。実装は楽になったが、仕事は楽にならない。
それでこのゲームは今後のキャリアを費やすべきゲームなのかというと、あと3年くらいは楽しめそうな感じはします。 やっぱりアプデの頻度が高いのはいい。飽きない。
最後に、ぽこあポケモンめっちゃ楽しいのでぜひやりましょう。ポケモンシリーズの中で最高のゲームだと個人的には思います。ピカチュウもフーディンもサーナイトもいます。
2025年振り返り
2025年もお疲れ様でした。来年もよろしくお願いします。
2024年振り返り - Memo によると、2025年の抱負は以下の通りでした。
- 肉体も精神も病まないようにしたい
- 夜ふかしをしない
レイオフされたときはほんの一瞬だけ精神を病みましたが、今はもう元気です。深夜のミーティングに出なくてよくなったので夜更かしも減りました。いろいろあったけどいい年だったような気がする。
仕事
AWS編
オープンにできるものをいくつか紹介
Redshift connectorやBigQuery connectorのように一旦オブジェクトストレージを経由するタイプのTeradata connectorを開発していました。
これまでGlueではDynamicFrameベースのDynamoDB connectorを開発してメンテしていたんですが、DataFrameベースで実装し直しました。新規ユーザにはこちらがおすすめです。これを実装するときに初めてLLMを使っていて、ピカチュウありがとうと心の中で思いながら実装していました。当時の記事: AIコーディング近況 - Memo
今ではもっと便利になっているんだろうなぁと思いつつもここ最近はなんとコーディングをする仕事をほとんどしていないです。
LINEヤフー編
メインの仕事はデータとAIプラットフォームに関する何かなんですが、詳しくはここに書くことができません。来年のどこかで多少オープンになるかなと思うので、今後の展開をお楽しみに。もっとも、一番これを楽しみにしているのは自分のような気がしているので順調に進めていきたいです。
メイン以外だと Apache Kyuubi にパッチを書いたり release manager をしたりしています。年末ですが 1.10.3 RC0 を出しました。ユーザーの方々は無効票 (non-binding) でもいいのでぜひ vote お願いします。
語学
今年は韓国語の勉強をしました。来年は最低限ハングル検定3級を目指してがんばります。
音ゲー
SDVX
2025年の抱負は大きくVF19.5と言っていたんですが、様々な緩和が発生した結果なんと達成してしまいました。来年の抱負はVF20です。
DDR
SP WORLDは取れました。最近太ってきたのでもっとプレーしましょう、という感じです・・・
旅行
メタモンのために韓国に初めて行った。出張でも観光でもいいのでまた行きたいです。
- 1月 大阪
- 3月 京都
- 5月 ソウル
- 8月 釜山
- 9月 釧路、富山 → 大阪、香港 + マカオ
- 10月 函館
8月から10月まで諸事情で休んでいたので、韓国語の勉強をしつつ割と好き勝手に出かけていました。これ以外でもJR東のポケモンスタンプラリーを制覇したり、ドラクエウォークのおみやげ目的で富岡製糸場や鎌倉大仏を見に行ったりしました。次にこんなに長い休みを取れるのはいつになるだろうか・・・
来年の抱負
- いい感じに仕事をする
- 韓国語の勉強とDDRをちゃんと続ける
TOPIK 2級とハングル検定4級合格
今年の頭に始めた韓国語の勉強ですが、なんとか飽きることなく続けられています。前回不合格だったハングル検定4級にも無事合格し、TOPIKは2級になりました。

2級ラインが140点なのですが、大幅に上回っていてびっくりしました。来年はハングル検定3級を取れるよう精進します。
Duolingoはセクション3を終えたところで次の問題がなくなって一旦やらなくなったのですが、アップデートによりセクション4が登場したので再開しています。LinkedInと連携したのでLinkedIn上にも以下のようにDuolingoスコアが表示されたりします。

セクション4が終わるまではしばらくかかりそうなのでのんびり進める予定です。あとはDuolingoだけだと試験問題が解けないので文法と語彙をもっと鍛えます。
そういえばTOPIKのウェブサイトがついにHTTPS化していた。韓国データセンター火災のせいでTOPIKのサイトが止まってた時期があったけど、復活した時に対応したのかな。
LINEヤフーに入社しました
11月1日付で、LINEヤフー株式会社に入社しました。
仕事の内容は詳しく話せないのですが、ざっくり言うとデータとAIプラットフォームをいい感じにしていく仕事です。
前職は10月末退職だったので名目上は無職の期間がなかったということになります。今回は無職の期間を作るか少し迷ったのですが、手続きが面倒なのと有休期間が長かったこと、さらに、早く転職活動をしないと面白そうなポジションがなくなってしまいそうだったことからすぐに働くことにしました。
以上です。少しお待たせしてしまった上に短文で申し訳ありませんが、今後ともよろしくお願いいたします。
AWSを退職します
2025年10月31日付で、アマゾンウェブサービスジャパン合同会社を退職します。 後に説明するのっぴきならない事情により7月31日が最終出社日で、そこから3ヶ月は有休 + 職探しをしていました。
現職の最終出社日でした。お疲れさまでした~
— Akira Ajisaka (@ajis_ka) 2025年7月31日
これからしばらくゆっくりさせていただきます pic.twitter.com/erR4CMmG0G
入社の経緯
入社当時の記事を読んでいると
今一体どれだけの人々がどのようなユースケースでHadoopを活用しているのだろうか? また、Big Techと呼ばれる会社の中ではどのようなことが起こっているのか? その謎を解明するため、私はAmazonの奥地へ向かった。
と書いてあったのですが、他にも (金銭面以外で) 理由がありました。 それは、2021年の時点で前職のヤフーですでに1年半ほどフルリモートワークを続けた結果、フルリモートでもどうやら働けそうだという確信を抱いていたからです。
Big Techと呼ばれる会社の中ではどのようなことが起こっているのか? これについてはだいぶ理解できたような気がします。 フルリモートについては、半分当たっていて、半分外れたなぁというのが終わってみての感想です。
AWSでいったい何をしていたの?
Amazon EMR Hadoop チーム (インド) に半年ほど、AWS Glue チーム (西海岸や東海岸) に3年半弱所属していました。 日本にいながらにしてサービス開発チームに所属するという、とてもレアな仕事をずっとしていました。 トラブルシュート、Design doc、コーディング、レビュー、いろいろやりました。良かったことをいくつか挙げると、
- 海外チームでもなんとかやっていけることがわかった (特に英語)
- 自分の得意なことがよくわかった
- 世界中の顧客が利用しているサービスに関われた
- サービス開発、運用プロセスの回し方がおおよそわかった
- 日本のオフィスに出社していたこともあり、日本のチーム (特に技術サポートチーム) と密にコミュニケーションをとれた
AWSサポートチームと同じオフィスで働いてるの、圧倒的な福利厚生だと改めて思った1日でした
— Akira Ajisaka (@ajis_ka) 2023年11月22日
タイムゾーンが違う中でもなんとか自分の強み (OLPで言うとDive Deep) を活かすことで働き続けられたと思います。 とはいえ、そこだけ頑張っていても Principal (L7) への昇進は厳しく、できていないこと (例えばHire and develop the bestとか) をもっと頑張れと言われ続けたような気がします。 正直なところ、タイムゾーンが違う中での Hire and develop は非常に厳しいなと思いました。
良いとはいえなかったことももちろんありました。 一番はとにかく他組織からの仕事の丸投げが非常に多く、その結果として人間に対する期待値がものすごく下がりました。
この会社に来てからというもの、人間に対する期待値が随分と下がってしまった
— Akira Ajisaka (@ajis_ka) 2024年9月17日
(週5出社の件とは関係ありません
ベゾスの名台詞である "Good intention doesn't work, only mechanism works!" が本当に身に染みるし、善意で仕事をしてもAmazonのスケールには耐えられないことを理解しました。
あと、びっくり人間に何人か出会えたのもよかったです。この会社で出会えた1番のびっくり人間はこの方なのですが、こんな事例は氷山の一角にすぎません。
この会社ときどき信じられないくらい浮き世離れした人がいてびっくりする。通勤手当という概念そのものを知らない人がいるとは思わなかった
— Akira Ajisaka (@ajis_ka) 2024年11月1日
この人、会社員歴がそこそこあるのに源泉徴収も知らなかったし、給料が月1で振り込まれていることも知らなかったです。ありえない。
リモートワークについて
正直なところ、タイムゾーンの違いによる問題の方がリモートワークによる問題より圧倒的に大きいです。それでもいいよ、と受け入れてくれたマネージャー陣および同僚には本当に感謝しています。 早朝あるいは深夜のミーティングは少なからず発生しますが、基本的には日中帯に仕事をしていました。
しかしながら、会社がフルリモートを撤回して出社が進むにつれてリモートでの情報収集が難しくなってきた印象はありました。 フルリモートだと業務に関する情報はオンラインで見えるような形で残されていましたが、RTO3 (週3出社)、RTO5 (週5出社) と進むにつれてオンラインで情報を残す必然性が薄れ、チームのハブの外からは情報が見えずらくなっているなというのは若干感じました。 とはいえ、これは仕方のないことだと思います。
なぜ退職するのか?
レイオフされたからです。とはいえレイオフがなかったとしてもRTH (Return to Hub、チームのハブとなるオフィスに出社せよというもの) の影響で今の組織に居続けられないことがわかっていたので、何かいい社内転職先が見つからない限り退職していたでしょう。 ここで逆にレイオフする側の立場に立ってみると、組織で何人か解雇しなければならないとなったときにRTHの影響で近いうちに組織から確実にいなくなる予定のある私を選ぶのは必然的だと思います。自分がマネージャーの立場だとしても迷わずそうするでしょう。
RTO・RTHが進むにつれていつかレイオフされるかもしれないと思いながらずっと働いてきましたが、ついにこの時が来てしまったか〜、という感じです。 正直なところタイムゾーンの違いにはかなり疲弊していましたし、こんな働き方を3年半以上許してくれた組織への感謝がむしろ大きいです。
ちなみにレイオフを宣告されてから最終出社日まで少し時間があったので、お世話になった日本のチームメンバと 1on1 をしたり卒業プレゼンみたいなものをしたりしました。 こんな形で退職することになったにも関わらずいろいろと話す機会を持つことができて非常によかったです。
FAQ
仮にアメリカに行けばレイオフを回避できた?
多分そう。でも個人的な事情により渡米する気持ちはなかったです。出張なら普通に行くという程度です。
日本にいながら海外のサービス開発チームに所属するという働き方はおすすめできますか?
(特に現時点では) おすすめしません。海外に行ったほうがいいです。
レイオフのパッケージについて知りたい
教えられません。
次は何をするの?
次回のblogをお待ちください。
(2025-10-31 追記) それってレイオフとは言わないのでは?
正確には退職推奨です。退職推奨に合意して自主退職したという形になります。
韓国語を勉強し始めた & TOPIK1級合格
今年の頭から韓国語を勉強し始めていました。
自分が長らく趣味としている音ゲーで韓国人のプレイヤーが非常に多く、韓国語がわかるとX (旧 Twitter) の投稿やYouTubeを鑑賞するのに便利なのが理由です。 それで勉強しはじめた数日後に突然こんなアカウントが登場してしまって、
💜METAMONG PROJECT💜
— METAMONG PROJECT (@metamongproject) January 8, 2025
2025년을 맞이하여 한국 최초로 메타몽 프로젝트를 실시합니다!
메타몽과 함께 여러분들의 일상을 공유하고,
메타몽의 성장을 지켜봐 주세요!💜
Comming Soon~#METAMONG #METAMONG_PROJECT #메타몽 #메타몽프로젝트 #포켓몬 pic.twitter.com/cbCVH5kNg4
ますます勉強のモチベーションは上がっていきました。GWにはメタモン大量発生モン (메타몽 대량발생몽) のために人生初の韓国旅行をしました。 これまで縁がなくて行くことはなかったんですが、気軽に行けて素晴らしい・・・今年もう1回くらい行くかも
英語以外の外国語だと、4年ほど前に中国語を勉強し始めてHSK4級まで取って半年ちょっとで飽きてしまったという過去があるんですが、
現状韓国語の勉強は半年近く続いているし、まだモチベーションも比較的高いです。 勉強法としてはDuolingoを毎日プレーしていてたまに単語帳とかテキストを読むくらいです。ほぼDuolingoだけで、4月に受験したTOPIKで1級を取りました

200点満点の80点が1級の合格点だったのですが、88点というギリギリのスコアでした。後半適当にマークしたので運が悪かったら落ちてた。
あとはハングル検定4級を5月末に受けたんですが、自己採点の結果、リスニング 24/40 リーディング 29/60 合計 53/100 で7点足りませんでした。 ハングル検定はちゃんと文法を知らないと解けない仕組みになっているのでDuolingo単独だと難しめです。 Duolingoは現状セクション3の中盤ぐらいまで進んでいて、このペースだと7月末か8月頭くらいには全部終わってしまいそうです。 最近までセクション2までしかなかったんですが唐突にセクション3が増えて、既存の問題もすべて刷新されたのには笑った Duolingoが終わったら単語帳とかテキストとかやっていきます。動詞の活用とかさすがに覚えないとな・・・という感じ
あと、韓国語は単純化した (=漢字のない) 日本語みたいな感じになっており日本人にめっちゃ向いてます。 語彙の共通度がやばい (特に 〇〇する = 〇〇하다 の共通度は異常だ) し日本語と文法、語順がほぼ同じですごい。 中国語やったときもあまりの語彙の共通度に感動したけど韓国語もやるとさらに感動できておすすめです。
自分は大学の第2外国語でフランス語をやったんですが、中国語か韓国語にしとけばよかったなぁ・・・と思う
そしてここから先は韓国語と直接関係ない話なんですが、韓国語の試験会場は若い女性の比率が高くてびっくりしました。中国語と明らかに客層が違う。 また、TOPIKの成績確認サイトは成績開示期間になるとまるでポケモンセンターオンラインのような順番待ちが発生してさらにびっくりしました。 待ち人数6000人とか出る。しかも、なんと非HTTPS。これHSKでもそうだったよなぁ・・・と思ってHSKのサイトを久々に見たらHTTPS対応してた。 ログインしたら過去の試験結果も見れてよかった。それとは対照的に今でもHTTPなTOPIKはやべぇ
AIコーディング近況
最近になってAmazon Q Developer CLIを使い始めて、たいそう驚いた
https://t.co/hxSmPmTDq6
— Akira Ajisaka (@ajis_ka) March 26, 2025
今日初めて使ったけど割と衝撃的だった
AIコーディングは別に今になって始まったわけではないけれども、今が過渡期な気がするので今の率直な気持ちを書いておきたい。この記事はポエムです。
ところで現時点での状況を整理すると、もはや開発者は直接コードを書かなくてもいい。そのかわりに文章を書いて何を実装すべきかを指示する。少し待つと「私はこんな感じで実装します!」というようなセリフと共にコードが生成されていくので、それをそのまま利用するか、リテイクを要求する。この繰り返しである。自分でコードを書いたり手直ししてもいいけど、今や多くの場合において文章で指示したほうが速く開発できるようになってきたかな、というステータスである。最近だと複数ファイルの読み書きもしてくれてかなり快適である。テストも書いてくれて便利だ (テストが正しく実装されているかの確認はもちろん必要だが)。
これを数日体験したのだが、これはまるでノベルゲームをやっているかのようである。ただし選択肢は全部自分で打ち込まないといけない。この状況は ピカチュウげんきでチュウ にも似ている。リテイクを何度も繰り返して完成形 (ゴール) に近づいていく様子は、なんだかゲームっぽい。
そして、このゲームは私にとって楽しいのか? 今後数年のキャリアを費やすべきゲームなのか? というのが今の悩みである。例えば、ピカチュウげんきでチュウのようにピカチュウに探検させるのが楽しいのか? それとも本当はポケモンSVのようにピカチュウではなく自分が自由に探検したかったのではないだろうか?
これに対する私の回答は、ピカチュウはかわいい。ピカチュウとなら一緒に探検できる。そんな気がする。つまりAIエージェントがピカチュウみたいに賢くてかわいければそれでよい。今はまぁまぁ賢いけどピカチュウほどではないかな。幸いこのゲームはアプデの頻度が異常なまでに多いので飽きることはないだろう。
ただし、これは過渡期なので明日になったら考えが180度変わっているかもしれない。唯一不変なこととして、ピカチュウは賢くてかわいいです。それだけは覚えて帰ってください。